修繕費?

こんにちは。山田です。

梅雨で鬱陶しいですが、色とりどりの紫陽花が咲いて
私達の目を愉しませてくれています。

3月決算(5月申告)も終わり事務所内も少し落ち着いてきています。
5月20日過ぎには顧問先様の調査がたくさん入り、大変でした。

調査でよく問題になる項目に
「修繕費と固定資産(資本的支出)」「交際費」
「寄付金」などがあります。

各会社様とも最初から悪意がなければ、
売上や経費のごまかしなどはされていないと思います。
あってもせいぜい計上漏れや計上時期の間違いなどではないでしょうか。

こちらは「修繕費」と思っていても
「固定資産(資本的支出)」と言われたり、
「販売手数料」「雑費」などと思っていても
「交際費」だと言われたりします。

要するに上記3つは全額が経費では落ちないため、
修正申告が必要になってきます。
修正申告をすることにより黒字の会社であれば納税金額が増えたり、
赤字の会社でも翌期以降に繰越す損失が減ったりします。

今回は上記のうち「修繕費と固定資産(資本的支出)」について
少し書いて行きたいと思います。

資本的支出と修繕費の判定は法令132、法基通7-8-1~5によって
下記のように示されています。

[固定資産の修理、改良等のために支出した金額のうち、
その固定資産の維持管理や原状回復のために要したと
認められる部分の金額は、修繕費として支出した時に
損金算入が認められます。

ただし、その修理、改良等が固定資産の使用可能期間を延長させ、
又は価値を増加させるものである場合は、
その延長及び増加させる部分に対応する金額は、
修繕費とはならず、資本的支出となります。]

と要するに時間の経過とともに傷んだり摩耗したりしたものを元に戻した
という程度の修理代であれば修繕費と認めますが、
明らかに以前あったものの機能が格段に良くなっていたりすると、
資本的支出です。ということです。

修繕を施した方としては機能的には何も変わっていないし
修繕費だと思っていても、
通達などで細かに記載してあった場合には指摘を受けることになります。

企業さんによってはよく写真を撮って残しておられる場合があります。
工事を請け負った建築屋さんなどが撮っておられたりすることが多いのですが、大抵、工事後の写真です。
工事後の現物は今でもあるわけで、
できれば工事前の写真を撮っておいて頂いて

「こんなに傷んでいて使いづらくなっていた物を
 元の状態に戻しただけですよ」

と説明していただければ、
「百聞は一見にしかず」でとても説得力があると思います。

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